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LINEいじめの加害者の心理を考察する

      2017/11/28

LINEいじめという言葉が流行っていますが、これ、別に新しく発生したものではないと個人的には考えています。 いじめという行為自体は随分と前から存在するわけですし、これがいまコミュニケーションツールとしてメジャーになっているLINEというツール上で表層化しているということなのでしょう。

LINEにはグループ機能(複数のユーザーがひとつのトークルームを使ってやりとりできる)があり、これがほとんどのLINEいじめの舞台となっています。もし1:1のメッセージ機能だけであったら、恐らくLINEいじめは起こっていないはず。 LINE以前であれば、学生ならいわゆる「学校裏サイト」、Twitterなどで、同じようなことが起きていました。

子供を持つ身であれば、このLINEいじめという現象は見過ごせないのではないのでしょうか?

何故LINEいじめが起こるのか、という話はすこし複雑で長い話になると思います。というか、LINEに限らず「いじめ」という現象を分析するのはなかなか大変な作業で、しかもその原因がはっきりしているのであれば対策もできるはずで、しかし現実にはいじめという行為自体は一向に減っている気配はありません。
そこで今回は、LINEいじめが発生する「いじめる側」の心理にフォーカスし、対策を考えてみることにします。

集団でいじめに走る心理とは LINEいじめはほとんどの場合「多人数:個人」で行われます。複数のグループ同士での諍いは、いじめという認識は持たれません。数人、あるいは10人以上で特定の個人を攻撃するのがLINEいじめの特長です。
では、このいじめる側の複数の人たちは、どのように繋がっているのか。
多くのケースではいじめられる側の個人に対して、何らかの恨みやネガティブな感情を持っているものが中心となります。
何か気に入らないことがあった、あるいは自分が不正なことをしているのを注意された、などといった「逆ギレ」的なものもここに含まれます。
ただし、これはいじめに参加するメンバーの中のごく限られた一部の者だけで、いじめている側のほとんどのメンバーは特にその相手に対して被害にあったわけでもなく、何か言われたわけでもないのです。 ではなぜそのような者たちがいじめに参加するのでしょうか? ひと言で言えば、それは「ムード」と呼ぶことができるのかも知れません。

「あいつをいじめよう」と誰かが意図し、回りを巻き込んでいくことで、特定の個人を誹謗中傷したり、あることないこと言いはじめたり、そのうちグループの中でそういうムードができあがってしまうと、誰もそれを止められないという状況がになってしまいます。
グループはもともとなかの良いもの同士が繋がったり、時にはたまたまその場にいた者同士が結託することもあります。 そのようなムードをつくることは簡単です。人のネガティブな感情はポジティブな感情よりも影響力が強く、ネガティブな言動にはついつい同調してしまいがちです。同調しながら「そういえばわたしもあの子にこんな事言われた」と、些細な過去の記憶を呼び覚まされ,一気に加害者になってしまうと言うのがネガティブな影響力の怖さです。

ムードの被害者になった時はどう対策すればいいのか

LINEに限らずネットでの「炎上」対策として最も有効な方法は、「スルー」することです。 社会的責任が発生する企業ではなく、あくまで個人としての対応ですから、無視できるものなら無視してしまうのが一番。
なぜならLINEをはじめ、ネットでの「いじめ」の目的は「あたふたする相手の姿を楽しむ」ことにあるわけですから。
いじめられている相手の姿さえ見えなければ、いじめる側も目的を果たすことができません。
そういう場合は相手はより増長し、過激な言葉を放ち、時には別の手段を使って誘い出す場合もあるでしょう。
ですが、まずは可能な限りスルーすることが必要です。その場合、グループから抜けたりするのは根本的な解決にならず、かえって相手のいじめる理由が増えてしまうので「何もせず、無視する」のがポイントです。
最後にひと言、そこに参加できない正当な理由が書き込めればベストです。「どうしても●●をしなければいけないからごめんね」などで相手が納得できればしめたもの。
もちろん、それに対して罵倒の返事が返ってくるでしょうが。 一時的ないじめムードの盛り上がりであれば、そうやって時間をとり少し熱を冷ませば沈静化する場合もあります。

冷静に力関係を明確にする

もう一つの要因は「力関係」です。 いじめる側は(例え事実がどうであったとしても)相手が自分よりも「弱い」と考えています。だって、強いと思っている相手には喧嘩は売りませんよね。
ですから、その力関係を逆転することが大切です。
もちろんいじめられている当人だけでは解決できないので、たとえば親としてしっかり相手の子供と対峙するなどといった行動が必要かも知れません。

大切なのはこのような「誹謗中傷」「侮辱罪」などは立派な犯罪だと認識することです。

ネット犯罪のほとんどはこのような相手に不利益をもたらす誹謗中傷や侮辱罪なんですね。
加害者側はそこまでの意識を持っていません。
賢明な大人ならしないはずの子供じみた誹謗中傷や侮辱も、立派な犯罪であることをまず親が認識し、それを問題として提起することが、社会的な力関係を明確にすることに繋がります。
この場合、学校の先生は非協力である場合がほとんどです。
教師とて所詮それは仕事。教師=正義というのはTVなどでつくられた虚像であることをまず理解しましょう。その上で、協力を仰げばいいのです。
学校を職場とする先生は問題を解決することよりも、問題にならないことを優先しがちです。つまり、そのようないじめはないということをアピールしてくるのが基本ですから。

もちろん「力関係」=暴力、という意味ではありませんので誤解なきように。

大人社会でもありがちな危険性を認識しよう

子供のLINEに限らず、大人の社会でも良くありがちなLINEやSNSを使ったいじめや誹謗中傷ですが、大人の場合はどちらかというと対処は簡単です。
一番目に書いた「スルー・無視」することを続けていけば、一時的に相手は調子に乗りますが、ほとんどの誹謗中傷は止まりますし、相手も自分が特定できるSNSであまりに酷い発言をすれば、賢い大人であればそれがブーメランで自分に戻ってくることくらい、容易に想像できるはずですから。
こちらが一切反応せず、また、その後もリベンジなどをせず静観することが、大人の対応であり、相手にももっともダメージが与えられるんですね。

もちろん、そのような場合は誹謗中傷などのログをしっかりととっておき、最悪の事態には備えておくことも肝心です。相手が調子に乗って、明らかにこちらの侮辱をはじめて来たらそれは逆にチャンスです。

なにより子供を持つ親がこのようなことをしていては、示しが付きませんよね。子供は気づかないと思っているかも知れませんが言葉や行動異常に親の「在り方」は確実に子供に影響します。
本質は我が身を正し、子供達にそのような「負の在り方」を見せないことが、 いじめをなくしていく一番の方法ではないでしょうか?

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